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【利休と織部 �検�
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ここで、茶人織部（1543-1615）について述べておくと、戦国時代から江戸時代初期にかけての武将：古田 重然(ふるた しげなり)のことである。
天正19年（1591年）に秀吉（1537-1598）によって利休の追放が決まると、利休と親交のあった諸将が、秀吉を憚って現れない中、織部と細川忠興（三斎）のみが堂々と利休の見送りを行った。
つまり、利休の弟子でもあった織部は、晩年の一部始終を見聞きしていたかもしれない。
その利休茶道に対して、武家茶道の示唆を受けたのが織部であり、「人と違うことをせよ」という教えを忠実に実行し、利休の静謐さと対照的な、動的で破調の美を確立させたのである。
慶長5年（1600年）9月の関ヶ原の戦いでは東軍に与し、二代将軍・徳川秀忠の茶の湯指南役にも抜擢され、この時期の織部は、茶の湯を通じて朝廷・貴族・寺社・経済界と様々なつながりを持ち、全国の大名に多大な影響を与える存在であったろう。
ところが、冬の陣（1614年）の頃から豊臣氏と内通などの嫌疑をかけられ、大坂落城後（1615年）の6月11日（7月6日）に切腹を命じられたのだ。
織部はこれに対し、一言も釈明せずに自害したといわれる。
この時、弁解を潔しとしない、利休と同じ覚悟をしたのであろう。
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きもち： 普通
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