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「東 野炎 立所見而 反見為者 月西渡」の考察（序）
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東（ひむかしの）野炎（のにかぎろひの）立所見而（たつみえて）
反見為者（かへりみすれば）月西渡（つきかたぶきぬ）
【万�機�48】
この歌を古くから、「あづまのの けぶりのたてる ところみて」と訓まれていた。
それを賀茂真淵が訓み改め、万葉詩情豊かな、文学表現になったのである。
翻訳によって、言葉遣いも変われば、表現の仕方も違ってくる。
原書があって、翻訳者の解釈があるのだが、時代とともにイマージュを脹らますのは良いことだと思う。
しかし、その作者柿本人麻呂の時代に発せられたであろう、万葉仮名を知りたくなる。
なぜなら、三十一文字をたった十四の万葉仮名で表現したことは、精神構造の改革としか思えないからだ。
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きもち： 普通
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